北播

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多くの人でにぎわった実物大模型の一般公開=加西市鶉野町
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多くの人でにぎわった実物大模型の一般公開=加西市鶉野町

 名戦闘機と言われた紫電改の実物大模型を一目見ようと、当時を知る人たちも鶉野飛行場跡(兵庫県加西市)に駆け付けた。

 川西航空機の技術者だった竹本忠雄さん(102)=同県西宮市=は車いすから模型を見上げ「本物と全く一緒だわ」と感激。パイロットと共に紫電(紫電改の前身)に乗って試験飛行をしたことを振り返り「徹夜が続き、終戦直前まで3カ月間は家へ帰れなかった」と当時に思いをはせた。

 「冬でも火は危なくて使えず、寒かった」という加西市の小谷裕彦さん(92)は、鶉野工場で紫電改の油圧系統の調整を担う工員だった。「紫電改はゼロ戦よりもずんぐりしていたが、すごい戦闘機を造っていると思っていた。模型を造ると聞いたときは、涙が出るほどうれしかった」と話す。

 一方、模型を施工した広洋社(水戸市)の斉藤裕行専務(50)は「多くの人に見てもらうことができて感無量」としつつ「ただ集客に使うのでは、模型の価値は発揮できない。人を殺すことになる戦争をどう伝えるか。教育的にうまく使って、初めて模型制作は成功したと言える」と力を込めた。(森 信弘)

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