北播

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豊富な色とデザインが特徴の新商品「yui.」=阿江ハンカチーフ
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豊富な色とデザインが特徴の新商品「yui.」=阿江ハンカチーフ
アレンジワインダーで作った9色を配列した糸の束=阿江ハンカチーフ
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アレンジワインダーで作った9色を配列した糸の束=阿江ハンカチーフ

 兵庫県加東市下滝野にある織物製造、阿江ハンカチーフが、1本の糸に9色を配列した特殊な素材を使い、新たなハンカチを製品化した。色糸の配列は無限、無作為のため、織っていくとハンカチごとに違う色・デザインとなる50点以上が誕生した。企画した担当者は「世界に一つだけのハンカチはいかが」とアピールする。(中西大二)

 商品名は「yui.」。糸と糸を結ぶという意味を込めて名付けた。同社は播州織の一大生産地だった同市滝野地域で明治期に創業。近年は、日傘やストールなどファッション性に富んだ自社製品も手掛ける。

 新商品は、多色の糸を1本の糸に巻き上げる機械「アレンジワインダー」を使った。企画・開発を担当した矢裂尚敬さん(40)によると、完成した時に隣り合う色が目になじむよう、色の選択と長さ、配列に心血を注いだという。

 ハンカチは縦糸を白と紺の2色、横糸を多色の糸にした。縦糸が白で横糸に赤を織り込むと明るさが増すが、縦糸が紺になれば横糸が同じ赤でも落ち着いた色になる。さらに縦横どちらの糸を上にするかでも仕上がりが微妙に変化する。

 糸の組み合わせと完成予想を画像加工ソフトでシミュレーションするが、あくまで画像の中の世界。実際に出来上がった商品には印象が異なるものもある。「多色の糸を使うので、想像を超えた色デザインになるが、それがこのハンカチの強み。偶然できた製品も、目を引くものは商品化した」と矢裂さん。

 播州織ならではの柔らかな肌触りと独特の風合いも健在で、「ハンカチは指先に触れる大切な持ち物。色に加え、手に取った優しい肌触りも感じてほしい」と話している。

 1枚1600円。7日まで、同県加西市三口町のギャラリー「ふく蔵」で展示販売中。同県西脇市の播州織工房館でも販売している。

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