姫路

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「姫路ベータ」存続のため曲を配信した「ソウルジャンクションズ」
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「姫路ベータ」存続のため曲を配信した「ソウルジャンクションズ」
多くのミュージシャンを輩出してきたライブハウス「姫路ベータ」=姫路市本町
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多くのミュージシャンを輩出してきたライブハウス「姫路ベータ」=姫路市本町

 新型コロナウイルスの感染拡大でライブハウスが苦境に立たされる中、多くのミュージシャンに愛されてきた兵庫県姫路市本町の「姫路ベータ」に支援の輪が広がっている。3月以降、ライブの中止や延期が続き、営業を自粛。存続の危機に陥ったが、ゆかりのバンドが応援ソングを作るなどして寄付を呼び掛け、運営資金が集まりつつある。(平松正子、坂本 勝)

 姫路ベータは1995年11月にオープン。ライブハウスのほか、リハーサルスタジオやレコーディング、楽器販売などを幅広く手掛け、プロ・アマ問わず音楽活動の場を提供してきた。一時は東京にも事務所を構え、出身バンドのメジャーデビューも支えた。

 その後、バンドブームが去り、CDからネット配信に音楽環境が移る中で、ライブハウスの利用も減少。そこへ追い打ちを掛けたのがコロナ禍だった。一時は事業の売却も考えたが、4月末にクラウドファンディング(CF)で寄付を募ったところ、多くのミュージシャンから激励コメントが届いた。

 「多くの姫路バンドを育ててくれた場所。姫路の音楽文化の中心を失うわけにはいかない」(イルミナ/ナオさん)、「全てのはじまりは姫路ベータ。またあのステージに立って、みんな笑顔で逢えるように」(サイコルシェイム/シークさん)、「ライブハウスはその土地の文化を作る場所。途絶えさせてはいけない」(ザ・ニュートラル/しげるさん)…。

 応援ソングを作ったのは赤穂市出身の「ソウルジャンクションズ」だ。バンドは2012年に解散したが、初ライブを行った姫路ベータの窮状を知り、メンバー4人が相談。曲を作って配信し、収益は全て寄付することにした。

 元メンバーの米口恒(ひさし)さん(34)=赤穂市=は「姫路ベータは10代の頃に出合った夢舞台。これから生まれくる姫路の若手バンドや播磨の音楽文化を守るためにもなくてはならない。一人でも多くの人に協力してほしい」と呼び掛ける。

 CFの募集期間は今月28日まで。すでに780人余りから約530万円が寄せられた。ベータミュージック社長の田中克典さん(55)は「予想以上の支援が集まり、勇気が出たと同時に、存続せよと使命を受けたと感じている。本格再開はまだ先だろうが、無観客でのライブ配信など、できることから始めたい」と話している。

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