姫路

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新婚旅行で富士五湖を訪れた本間さん夫婦
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新婚旅行で富士五湖を訪れた本間さん夫婦
日々いたわり合って暮らす本間修さんと八千代さん=姫路市
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日々いたわり合って暮らす本間修さんと八千代さん=姫路市

 半世紀を連れ添った夫婦をたたえ、神戸新聞社が毎年催してきた「金婚夫婦祝福式典」。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、今年の式典は見合わせましたが、昭和から平成、そして令和をともに支え合った夫婦の絆を尊ぶ思いは変わりません。今回は申し込みをいただいていた兵庫県内約3700組の中から、兵庫県姫路市にお住まいの夫婦の物語を紹介します。

 同県市川町出身の本間修さん(76)と同県加西市出身の八千代さん(74)=姫路市。修さんの姉の婚家の親族だった八千代さんを紹介され、2人は徐々に引かれ合ったという。

 新婚旅行は富士五湖や熱海へ。修さんは怖がる八千代さんを説得し、景色そっちのけでスーツ姿のままボートをこいだと懐かしむ。

 郵便局で主に内勤業務を担当していた修さんには夜勤もあり、どうしても生活が不規則になりがち。家事や2児の子育ては八千代さんに任せっきりだった。

 大きな転機は結婚20年を過ぎた1991年8月、八千代さんが脳出血で倒れた。数日間も目を覚まさず、なかなか容体が安定しなかった。「家のことも仕事と同じように大事にしなければ」と痛感。心配する親族らに向けて「家族通信」を作った。入院直後に発行した第1号は「母さん頑張れ」の大きな見出し。長女が描いた、病床の八千代さんのイラストも添えた。

 10年ほど前、再び脳出血で倒れた八千代さん。今は車いす生活で、失語症の後遺症もある。修さんが中心となり、献身的に介護を続ける中、夫婦の近況などをつづった「家族通信」は欠かさず発行。今年1月には第36号を数えた。

 「しっかり2人で50年生きてから式を迎えたくて」と、結婚51年目の今年、参加を申し込んだ。「ありがとう。これからも一緒に頑張っていこうね」と修さん。「頼むで、修さん」-そんな八千代さんの声が聞こえた気がした。(山本 晃)

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