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市内介護施設に高濃度アルコールを寄贈した本田商店の本田眞一郎社長(右)=姫路市勝原区下太田
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市内介護施設に高濃度アルコールを寄贈した本田商店の本田眞一郎社長(右)=姫路市勝原区下太田

 新型コロナウイルスの感染防止に向け、消毒用アルコールを介護現場に届けようと、兵庫県姫路市網干区の酒造会社「本田商店」が自社で醸造した米焼酎を再蒸留し、度数77度の高濃度アルコールを造った。市内の高齢者施設50カ所に計500リットルの寄贈を決め、2日、同市勝原区の特別養護老人ホームで贈呈式を開いた。

 逼迫(ひっぱく)する消毒液の供給を確保するため、厚生労働省は高濃度アルコールを手指用に使用できるとの見解を示し、国税庁も消毒用の場合は酒税を課さない方針。

 国の働き掛けを受け、飲用外のアルコール類を製造した経験のない同社も焼酎の蒸留器が工場にあることから協力を検討。商品に出来上がった焼酎を改めて蒸留することで、高濃度アルコールを作ることができると考えた。

 酒米「山田錦」と大吟醸の酒かすを原料に醸した高級米焼酎を使用。1日70リットルしかできず、完成品からは酒の甘い香りが漂う。

 地元の介護現場には「医療機関に比べ支援の手が届いていない」と関係者から聞き、市老人福祉施設連盟(三木啓康会長)を通じ、50施設に500ミリリットル瓶を千本寄贈することにした。

 瓶に詰めたアルコールを持参した本田眞一郎社長(68)は「本来は飲んで楽しんでもらうお酒だが、感染予防の役に立てば酒屋冥利(みょうり)に尽きる」。受け取った三木会長は「介護現場にも目を向けてもらいありがたい」と感激していた。

 さらに500リットルを製造し、このほかの介護施設や医療機関に販売する予定。(小林良多)

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