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繁殖のため、ユキ(奥)に続いてホクトも姫路を離れることになった=2018年10月、姫路市立動物園
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繁殖のため、ユキ(奥)に続いてホクトも姫路を離れることになった=2018年10月、姫路市立動物園

 兵庫県姫路市立動物園(同市本町)で20年近く入園者を楽しませてきたホッキョクグマが、4月にもいなくなることになった。昨年3月、子孫を残すために秋田へ移った雌の「ユキ」に続き、雄の「ホクト」も北海道への引っ越しが決まったためだ。担当者は「新しい場所で繁殖に挑戦する2頭を応援してほしい」と話す。

 同園は2002年3月、ペアのホッキョクグマを迎え入れて飼育を続けてきた。ロシア生まれのホクトは現在19歳で、セルビア出身のユキは20歳。同じ獣舎で暮らし、10年と13年にはユキが出産したが、子どもはいずれも死んだ。

 近年は繁殖の兆候も見られなくなり、20歳程度とされる繁殖可能年齢の上限に近づいたため、日本動物園水族館協会(東京)から「環境を変えて別の個体とのペアリングを」と依頼があった。同協会によると、20年1月現在、国内の施設で飼育されているホッキョクグマは38頭で、00年の61頭から約4割減っており、同園は種の保存の観点から受け入れたという。

 ユキは、昨年3月から男鹿水族館(秋田県男鹿市)で飼育され、ホクトも今年4~5月に旭山動物園(北海道旭川市)へ移す方針が決定。2頭の所有権は姫路市立動物園にあるが、再び戻ってくるかどうかは決まっていない。

 いつも愛らしいしぐさで入園者の目を引いてきたユキとホクト。夏季には氷柱をプレゼントされるのが恒例だった。同園の河野光彦飼育担当係長は「ホッキョクグマは、園でも3本の指に入る人気者。寂しがるファンも多いだろうが、理解してほしい」と話す。ホクトが去った後の獣舎は、次の用途が決まるまで2頭の写真パネルを飾るという。(小川 晶)

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