姫路

  • 印刷
独自の技術でパーマ液やシャンプーを開発するワイマックの飯石晃久社長。ルーツは江戸時代から続く理髪店だ=姫路市網干区北新在家
拡大
独自の技術でパーマ液やシャンプーを開発するワイマックの飯石晃久社長。ルーツは江戸時代から続く理髪店だ=姫路市網干区北新在家

 理美容製品を手掛ける「ワイマック」(兵庫県姫路市網干区北新在家)が、独自の技術を生かしたパーマ液やシャンプーなどの開発に力を入れている。ルーツは江戸時代から続く理髪店。起業の原点には、地元に工場を構える有名企業との縁があった。

 理美容室「YANAGITA」の4代目柳田政弘さん(80)=ワイマック会長=は、常連客だったダイセル(大阪市)の研究所員から特殊な増粘剤を紹介される。加熱により形状記憶効果が得られるその薬剤でパーマ液を作ると、従来200度の高温で加熱する必要があったパーマを、140度でかけることができた。

 「高温でパーマをかけると髪が傷む」という課題を克服した男性用パーマ液を主力に、柳田さんは1989年にワイマックを起業。現在は女性向けに、熱を加えて髪を巻く「デジタルパーマ」用の商品として売り出す。

 柳田さんから事業を託されたのが、娘婿の飯石晃久社長(52)だ。県の認定を受け、信州大学繊維学部と共同でストレートパーマ用の技術確立に乗り出した。既に縮毛矯正に対応する商品はあったが、髪のタンパク質に詳しい研究者の協力で、より低温度で矯正効果を得られる商品を目指している。

 さらに伊丹市のブラシ製造会社やひょうご科学技術協会、東京で活躍する美容師らとプロジェクトを企画し、業界では珍しいヘアカラー用のシャンプーも開発。染めた髪をこすり洗いすると傷ついてしまうが、開発したシャンプーを使えば髪質を守ることができるという。働きを補完するトリートメントやブラシも合わせて昨夏に売り出した。

 飯石社長は「兵庫の技術を結集した商品。業界には有力な化粧品会社もあるが、理髪店を起源に持つ会社として独自の技術を出していきたい」と力を込める。(井沢泰斗)

姫路の最新
もっと見る

天気(6月5日)

  • 28℃
  • ---℃
  • 30%

  • 32℃
  • ---℃
  • 30%

  • 31℃
  • ---℃
  • 20%

  • 33℃
  • ---℃
  • 30%

お知らせ