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「oragaウォレット」など自社製品を紹介する(右端から)中森堅二郎さん、弘美さん、長女の瀬奈さん、長男の赴斗さん=姫路市花田町小川
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「oragaウォレット」など自社製品を紹介する(右端から)中森堅二郎さん、弘美さん、長女の瀬奈さん、長男の赴斗さん=姫路市花田町小川

 さまざまな質感加工や型押しなどで年間3千種類以上の本革を作るタンナー(皮革製造業者)「セナレザー」=兵庫県姫路市花田町小川字長谷=が、インターネットで資金を募るクラウドファンディングで財布を作り、今月中旬以降、販売が始まる。職人の手で3色の染料を塗り込み、手もみ加工で立体感を表現。同社は「タンナーの技術が詰まった商品。合皮のものが増える中で、本革の良さを伝えたい」と話す。

 1968年創業の「寺田染革所」を2004年に現在の中森堅二郎社長(55)が継いでセナレザーに改称した。約3年前から、自社工場内で作った商品をイベントなどで販売するようになった。

 皮革製造業の衰退と、海外革製品の自由化に危機を感じ、昨年11月末、「日本の革加工の技術力の高さを知ってもらおう」と本革の美しさと機能性を重視した財布「oraga(オラガ)ウォレット」を発案。需要を探るつもりで資金を募ると、2カ月で約140万円が集まった。

 「オラが使うならこんな財布」との誇りを商品名に託した。薄くても丈夫な革の特長を生かし、二つ折り8・5センチ×9・5センチのポケットサイズに収めた一方、紙幣やカード、多くの小銭が入る収納力を兼ねる。多彩な革を作り出すタンナーの強みで8色を展開する。

 クラウドファンディングの支援者には、既に完成品を発送し、「こんな財布を求めていた」との反響が寄せられているという。東急ハンズ姫路店(同市駅前町)で、税込み1万3860円で販売する。

 セナレザーでは、手染めトートバッグも同3万5千円でオーダー販売。革をかばんメーカーに送って形を作ってもらい、これを染色してグラデーションにする。1人ずつの要望に合わせて手作業で色を出す。

 中森社長の妻で製造部部長の弘美さん(55)は「イベントで出品するうちに固定客もでき、『どこで売ってるの?』と聞かれることも増えた。ゆくゆくは店舗を持って、直接お客さんとやりとりしながら商品を作っていけたら」と希望を語る。

 同社TEL079・281・9510

(春元 唯)

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