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屋台に防水カバーを掛け、地域を練り歩く思案橋地区の氏子ら=姫路市飾磨区思案橋
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屋台に防水カバーを掛け、地域を練り歩く思案橋地区の氏子ら=姫路市飾磨区思案橋

 大型で非常に強い台風19号が接近した12日、祭りどころの兵庫県姫路・西播地域ではこの秋最多の140以上の神社で秋祭りの宵宮などが予定されていたが、中止や延期が相次いだ。一方、風雨を突いて屋台を巡行した地区もあり、氏子たちは雨雲に向かって声を張り上げ、軒先に顔を出した住民と熱気を分かち合った。(伊藤大介、小林良多、勝浦美香)

 同県姫路市飾磨区構の津田天満神社は宮入りが中止となり、4地区それぞれの地元の屋台巡行については判断が分かれた。警報発令中は屋台を出さないと決めた地区があった一方、思案橋地区は防水、安全対策を施して地域を巡った。

 思案橋地区で総取締を務める塚本岳彦さん(44)は「町民から寄付を頂いて祭りができている」と住民へのお披露目を決行の理由に挙げた。

 屋台を巨大なビニールで包んだほか、伊達綱や高欄掛もそれぞれラップを巻くなどし、雨水が染みてカビが生えないよう注意した。また、手が滑ってけがをしないよう、担ぐのは厳禁。屋台は台車に載せ、押して住宅街を回った。

 午後2時ごろ、「雨を吹っ飛ばすぞ」「やめへん雨はない」と気勢を上げ、屋台蔵を出発した。雨がっぱ姿の氏子約80人が家々でお年寄りや家族連れとあいさつを交わした。祭典委員長の東龍太さん(59)は「けが人が出ることなく、無事終えられてよかった」と笑みを浮かべ、地面に置いた屋台を勢いよく上げる名物「一気差し」については「13日の本宮で披露したい」と意気込んだ。

 一方、同市広畑区の蒲田神社と才天満神社の氏子は、近くの八幡小学校の校庭で予定していた屋台7台による合同の練り合わせを中止した。安全確保を優先し、警報発令中は子ども屋台などの地区巡行も見合わせる地区が多かった。

 空模様をにらみながら天候回復を待っていた下蒲田地区は、夕方に屋台の練り出しを行った。石田一成祭典委員長(49)は「明日の本宮は天候回復が期待できる。一致団結して屋台を練りたい」と話していた。

 同市別所町の日吉神社も午前の神事と午後の屋台巡行を中止したが、市重要無形民俗文化財の獅子舞は保存会だけで奉納した。同神社総代の樽政永悦さん(72)は「保存会は舞いたくてうずうずしていた。明日への士気を高めたようだ」と話した。

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