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サークルさえずりのメンバーに囲まれる山本紀美子さん(前列左から4人目)=城内図書館
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サークルさえずりのメンバーに囲まれる山本紀美子さん(前列左から4人目)=城内図書館

 視覚障害者や高齢者、体が不自由な人などのために、本を朗読し録音するボランティア団体「サークルさえずり」の山本紀美子さん(70)=兵庫県姫路市=が、20日に大阪市で開かれる「第49回朗読録音奉仕者感謝の集い」(鉄道弘済会など主催)で表彰を受ける。約26年で合計約600時間を録音してきた山本さんは「いつまでも『完璧』と感じることはない。自身の体調と相談しながら続けていけたら」と今後に意欲を見せる。

 さえずりは1976年に結成。依頼を受けた書籍などを朗読し、1586点の作品をCD化して所蔵している。現在は40~70歳代の38人が姫路市立城内図書館(同市本町)を拠点に活動し、主に県内に住む約150人にCDを届けている。

 昔から図書館通いが趣味だった山本さんは91年、城内図書館で朗読録音ボランティアの活動に興味を持った。さえずりなどの講習を受け、2年半かけて朗読のスキルを身に付けた。

 さえずりの活動は同図書館で週に1回。主にCDの送付作業や、月1回の朗読会の練習などをしている。録音は自宅で行い、1日5時間を費やすことも。仲間が音訳した作品の校正も担う。

 活動する前は「目が見えて声が出せたらできるだろう」と思っていた山本さん。だが、アクセントや区切り方が難しく、自分では「伝わる」と思っていても伝わっていないことも。努力を重ねるうちに、朗読の奥深さを知ったという。

 夫の介護をしながら生活する山本さんは「この活動がなかったらどうなっていたか。好きな世界があったから介護も頑張れた」とほほ笑む。今回の表彰に選ばれたのは西日本で10人。さえずりの表彰は個人・団体合わせて8回目になる。

 サークルさえずりTEL079・289・4887(城内図書館内、木曜午前10時~午後3時)

(春元 唯)

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