姫路

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中心市街地の屋上でホップ栽培に取り組む参加者たち=姫路市二階町
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中心市街地の屋上でホップ栽培に取り組む参加者たち=姫路市二階町
家庭菜園でホップを育てる井上幸史さん=姫路市北条梅原町
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家庭菜園でホップを育てる井上幸史さん=姫路市北条梅原町

 今年もビールのおいしい夏が近づいてきた。オリジナルの地ビールで乾杯しようと、職場や家庭菜園、市街地のビルの屋上などで原料のホップを苗から育てる「はりまホッププロジェクト」に、兵庫県姫路を中心とした播磨一円の賛同者が取り組んでいる。いつもとはひと味違った1杯に期待を膨らませつつ、丹精込めてホップ栽培に取り組む。

 2017年、姫路市の会社員平櫛武さん(43)が、大阪・梅田で行われたホッププロジェクトに参加したことがきっかけ。寒冷地に適したホップが大阪でも育ち、ひときわおいしいビールができあがったことから、「地ビールがない姫路に持ち帰り、オリジナルを作りたい」と思い立った。

 フェイスブックで呼び掛けると、クラフトビールを扱う飲食店のオーナー飯田祐作さん(30)ら3人が手を挙げた。今年4月、平櫛さんを含めた4人で、「はりまグリーンラボ」を設立。梅田のプロジェクトから苗を譲り受け、「はりま-」をスタートさせた。

 賛同者は苗1株を千円で買い取り、自宅や職場などで育苗する。同ラボが用意した150株は、すでに姫路のほか、たつのや宍粟、加西などの賛同者の手に全て行き渡ったという。

 ホップ栽培は手がかからず、基本的には1日1回、朝か夕方の涼しい時間帯に水をやるだけ。高さ6メートル以上にもなる多年生のつる性植物で、夏場は緑のカーテンとしても活用できる。

 同プロジェクトでは、8月末から9月初旬にかけて、ビールの色や苦味の素になる毬花を各自で収穫する。10月に明石市内の醸造所に引き渡し、こだわりの地ビールが作られる。

 待望の乾杯は12月の予定。夏には間に合わないが、「ホップに込めた『愛着』が最高のスパイスになるはず」と期待する。

 企画に賛同したハンドメイド作家の尾崎正美さん(35)=姫路市=は「ただただおいしいビールが飲みたい。どんな味がするのか今から楽しみ」と笑顔。自宅の家庭菜園の一角で苗を育てる豊富小学校教頭の井上幸史さん(46)=同市=は「ホップの栽培は初めてだが、同じように育てている人がいると思うと楽しい。枯らさないようにしなければ」と話した。

 同プロジェクトは6月29日までクラウドファンディングも行い、醸造資金を募っている。支援は一口千円~10万円まであり、返礼品として完成した地ビールや、広島カープファンのプロジェクトメンバーとの「カープファン限定飲み会」参加権などが贈られる。(谷川直生)

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