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人工知能の未来について語る池谷さん=姫路市西延末
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人工知能の未来について語る池谷さん=姫路市西延末

 「人間の脳とAI」をテーマにした文化講演会(山陽特殊製鋼文化振興財団主催、神戸新聞社など後援)が、兵庫県姫路市西延末の市文化センターであった。東京大学薬学部の池谷裕二教授(48)が最新の脳科学の知見から人工知能(AI)と人間の違いを語り、約500人が耳を傾けた。

 池谷さんは大脳生理学が専門。人間の脳が持つ記憶や学習の機能について研究し、「進化しすぎた脳」など多くの著書で知られる。

 冒頭で池谷さんはAIを「人間の知能のある側面をコンピューターで再現したもの」と定義。近年は風景や人の顔などの視覚情報を判別できるだけでなく、「詩や音楽といった芸術分野でも優れた作品を生み出せる」と紹介した。

 テレビゲームや囲碁などで人間を上回る能力を発揮するのは「ビックデータから傾向を見いだし、分類できるから」と説明。弱点として「蓄積したビックデータの内容が正しくなければ、間違った判断をする」と強調した。

 最後に「人間の脳は記憶を将来役立つように書き換え、思い込む特徴がある」と説明。「AIと競い合うのではなく、人間の脳の苦手分野をAIで補完していくことが大切」と述べた。(地道優樹)

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