姫路

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清水さんの陶芸作品などが並ぶ会場=姫路市書写
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清水さんの陶芸作品などが並ぶ会場=姫路市書写
清水公照さん(書写の里・美術工芸館提供)
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清水公照さん(書写の里・美術工芸館提供)

 兵庫県姫路市出身で奈良の東大寺別当(住職)を務めた故・清水公照さん(1911~99年)の作品を集めた特別展「没後20年 清水公照の世界」が同市書写の書写の里・美術工芸館で開かれている。軽妙洒脱な画風で知られる清水さんの色鮮やかな書画や陶芸作品など約70点を展示。棟方志功や平山郁夫の絵画作品など、生前に清水さんが集めたコレクション約40点も同時公開している。6月2日まで。(地道優樹)

 清水さんは16歳で東大寺に入り、75年からは別当として東大寺大仏殿の昭和大修理に尽力。書画や小さな泥仏などの制作を通じて仏の教えを伝え、気さくな人柄から「昭和の良寛」と親しまれた。晩年には同館の名誉館長を務めた。

 東大寺学園幼稚園の園長だった50代の頃、園児の自由奔放な絵などに触発され、創作を始めた清水さん。会場には梅やこいのぼりなどの季節の風物や、ヨーロッパの風景を色墨で描いた掛け軸や巻物などが並ぶ。

 創作初期の68年の作品である「修二会絵日記」は、東大寺のお水取りとして知られる仏教修業「修二会」の様子を、長さ約17メートルの巻物に時系列で描く。僧侶が堂内にこもって、火の粉が飛び散る中で激しい修業をする姿は、清水さんの実体験が元になっている。

 一方で、晩年の92年に陶板に絵付けした直径78センチの大作「童女の図」では、丸みを帯びた赤いほっぺの童女3人を愛らしく描いている。童女の絵は清水さんの他の作品にも多く見られるモチーフで、同館の古林昭治学芸員(51)は「物事への価値付けや執着に振り回されない、純粋な童心に返ることの大切さを呼び掛けている」と解説する。

 午前10時~午後5時。月曜休館。一般300円、大学・高校生200円、小中学生50円。同館TEL079・267・0301

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