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本業の傍らで作ったミニチュアの楼門などを展示する奥居隆夫さん=姫路市大野町
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本業の傍らで作ったミニチュアの楼門などを展示する奥居隆夫さん=姫路市大野町

 仏壇の内部で本尊を安置する「宮殿」づくりで知られる宮殿師の奥居隆夫さん(72)=兵庫県姫路市=の初の作品展が、同市大野町の町家カフェ「ウェルフェアキッチンろてぃ」で開かれている。「姫路仏壇」で培った技術を生かして作ったミニチュア版の祭り屋台や神社の楼門、アクセサリーなど約40点を展示。精緻な作り込みに職人の技が感じられる。24日まで。

 同市小姓町に生まれ、姫路工業高を卒業。営業マンなどを経て28歳で脱サラし、先に独立した兄のもとでの修業後、34歳で独立した。県技能顕功賞、姫路市技能功労賞の受賞歴がある。

 ミニチュア作りは独立の1年前、兄に自らの実力を見せようと考えたのがきっかけ。商品ではないため工房の中に飾ってあったが、娘に「多くの人に見てもらっては」と勧められ、展示を決めたという。

 会場では36分の1サイズに縮小した県重要有形文化財・魚吹八幡神社楼門が目を引く。千以上の細かな部品から成り、高さは約50センチ。「現地で実物を計測し、写真に収めることで寸法を割り出した」。屋根の瓦から木を格子状に組んだ内部構造まで忠実に再現している。

 祭り屋台は書写の里・美術工芸館(同市書写)に展示されている、同市勝原区宮田で実際に使われていたものを6分の1サイズで模写。複雑な狭間や露盤や彫刻は省き、シンプルに仕上げた。

 その他、耳飾りやベニヤ板を組み合わせたメリーゴーラウンドなども。高校時代の同級生(71)も来場。「一つ一つのパーツの精度が高い」と目を丸くしていた。

 制作にかかる時間は楼門で70時間ほど。奥居さんは「楽しんで作った。注文があれば喜んでミニ屋台を作る」と話している。ウェルフェアキッチンろてぃTEL079・229・2338(日曜休)

(伊田雄馬)

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