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神戸市で産後ケア事業を行っている助産院の一室。家庭的な雰囲気でゆったりと過ごすことができる(神戸市家庭支援課提供)
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神戸市で産後ケア事業を行っている助産院の一室。家庭的な雰囲気でゆったりと過ごすことができる(神戸市家庭支援課提供)
神戸新聞NEXT
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 出産直後の母親と乳児の育児支援や心身のサポートを行う「産後ケア」の事業が本年度から、兵庫県の伊丹、芦屋、宝塚市でスタートする。宿泊や通所を通じて、助産師らが産後の回復を手助けしたり、育児のアドバイスを行ったりする。自治体の関係者は「育児への不安を解消し、子育てを前向きに考えてもらうきっかけにしてほしい」と利用を呼び掛けている。(久保田麻依子)

 育児をめぐっては、核家族化が進んだことに加え、定年退職の延長なども影響し、父母世代から手厚いサポートが受けられないケースが増加している。このため国は昨年12月、改正母子保健法で生後1歳未満の母子の産後ケアの導入を促し、自治体に努力義務として実施を要請。これに応じて3市は本年度予算に事業を盛り込んだ。

 産後ケアは、病院での宿泊や通所を通じ、授乳の悩みや育児の困り事を相談したり、母親の休息時間を設けたりする。母乳ケアや沐浴の指導など、通常の新生児訪問では対応できないケアが可能になるという。

 伊丹市は、市立伊丹病院と近畿中央病院で出産した人を対象に、産後の退院を最大6泊延長してケアを受けられる「宿泊型」と、市内のホテルで助産師が指導する「通所型」を設け、いずれも食事を提供する。保健センターや病院などでちらしを配布。担当者は「初めての子育ては想像以上にハードで、心身が疲れてしまう母親も多い。少しの間でも母子が元気に過ごしてもらいたい」とする。

 芦屋市は市立芦屋病院で実施。宿泊と通所で最大7日分利用できる。すでに問い合わせがあるといい「産後のサポートがなく、不安に思う人は気軽に相談して」としている。宝塚市は10月から開始予定で、通所型と訪問型を予定している。

 2014年から助産院で実施している神戸市では、18年度は150組近くが宿泊や通所を利用した。年々利用率が高まっていることから、本年度は施設や利用上限を倍増させたという。

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