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ミス・ユニバース世界大会に挑戦する宝塚市の加茂あこさん=宝塚市内
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ミス・ユニバース世界大会に挑戦する宝塚市の加茂あこさん=宝塚市内

 米アトランタで8日(現地時間)に開かれる「ミス・ユニバース」世界大会に、日本代表として兵庫県宝塚市在住の神戸女学院大4年、加茂あこさん(22)が出場する。幼い頃に抱いた外見のコンプレックスを原動力に、日本全国の応募者約千人から見事グランプリに輝いた。「大きな舞台で誰かにエールを送りたい」と話し、光る笑顔で堂々と世界に挑む。(小谷千穂)

 神戸市北区で生まれ、宝塚市の小林聖心女子学院小学校に進学すると同時に宝塚に移り住んだ。幼稚園の頃から新体操や電子オルガン、演劇に親しみ、前に出るのが大好きだった加茂さん。「全然リズム感がないのに人前に出て太鼓をたたいたりして」といたずらっぽく笑う。

 小学校に上がると、肌が弱く目の周りが荒れて赤くなってしまうことがコンプレックスとなり、人目を気にするように。そんな低学年の時、テレビでミス・ユニバースの出場者に密着する番組を目にした。一般的に好まれる美しさの基準を目指すのではなく、目が細い、一重のまぶたなど、それぞれが持つ個性を前面に出し、輝く姿に憧れを抱いた。「自信を持って堂々としている。もっとオープンでいいんだ」。徐々に自信を取り戻した。

 宝塚少年少女合唱団に12年間所属し、海外公演や被災地支援を経験。歌を通し、幸せを共有する楽しさ、誰かにメッセージを届けるやりがいを感じたという。

 ミス・ユニバースへの思いは持ち続けた。宝塚音楽学校を受けて最終面接で落ちた時も、悔しさの反面、「ミス・ユニバースを受けろってことなんだ」と気持ちを切り替えて前を向いた。ただ、一歩が踏み出せなかった。神戸女学院大文学部英文学科に進み、留学先のフィリピンで友人に背中を押されたが「どうしても勇気が出なかった」。

 転機は就職活動。人の役に立ちたいと多種多様な仕事を視野に探した。「自分の本当にしたいことって何だろう」と考えた時、かつて元気をくれた場所に立ちたいと、ミス・ユニバースへの出場を決めた。

 就職活動を続ける中での食事制限やトレーニングだったが、意志は固かった。「自分が見てもらいたいというより、誰かに届けたい」との思いを大切に、日本大会のスピーチや水着、ドレス審査に臨み、グランプリを勝ち取った。

 「『これだ』と思ったものがミス・ユニバースだったので、自分を信じ続けてよかった」。小顔を生かす黒髪ロングに短くそろえた前髪と、細長の目を生かすクールなメーク。個性を武器に「昔の自分と同じように悩みを持つ人たちを元気づけたい」と意気込む。

【ミス・ユニバース】 外見だけでなく豊かな人間性・知性・自信にあふれる、美しい現代女性かどうかを評価基準とする大会。社会貢献やスピーチ力、コミュニケーション能力など、リーダーとして活躍できる女性が求められる。今年の日本大会は書類選考やオーディションの後、約40人のセミファイナリストが4カ月にわたるレッスンと中間審査で16人のファイナリストに絞られ、8月に最終審査があった。世界大会には約100カ国の代表が出場する。

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