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除草実験で、人に代わって除草に励むヤギ=9月5日、西宮市西宮浜4
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除草実験で、人に代わって除草に励むヤギ=9月5日、西宮市西宮浜4

 兵庫県西宮土木事務所が今秋、同県西宮市西宮浜の県道道路拡幅予定地にヤギを放ち、雑草を食べてもらって除草効果を確かめる実験の結果がまとまった。1平方メートル当たりの除草費用は人が行う場合と比べて3分の1程度に抑えられ、コスト安と分かった。一方でふんが残ることや草の食べ残しなどの課題も見つかり、同事務所は今後、「ヤギ除草」が導入できるか、有効性を計る考えだ。(中川 恵)

 実験は、同事務所が尼崎市のNPO法人からヤギ3頭を借りて行った。期間は9月2日~10月18日の47日間で、範囲は315平方メートルから405平方メートル、450平方メートルまでの3段階で拡大した。

 同事務所によると、除草実験の結果、昨年度は人に頼んで1平方メートルの草刈りにかけた平均費用は265円。これに対し、近畿の3団体がヤギを貸し出す料金は1平方メートルにつき平均約84円だった。ヤギが草をはんで除草する費用は人の3分の1程度に収まった。

 ただ、均等な除草は難しかった。実験地に生えていた植物で、ヤギが好んで食べたのはセイタカアワダチソウの葉やヌスビトハギなど。チガヤやササ類は食べ残したものの、ヤギが踏みつけて除草につながったという。ツゲやシャリンバイは食べずに残ってしまった。

 加えて課題となったのはヤギのふん。実験後、1カ月半がたったが、今も実験地にはふんが残る場所がある。また、1頭当たりの1日の除草効果は15平方メートル、9平方メートル、6平方メートルと範囲を拡大すると低下することも分かった。

 ところで、このヤギが除草にいそしんだ範囲を人が除草すると「1日、いや半日で終わる」とのこと。同事務所は「課題もあるが、適当な場所と時間があれば、ヤギによる除草はコストダウンにつながる」と話し、来年度以降も実験を継続するかどうかを検討する。

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