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復元された石柱と「ウィルキンソン タンサン」創業者のひ孫レズリー・デイさん(右)、宝塚市国際観光協会の小早川優会長(中央)、中川智子宝塚市長=同市湯本町
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復元された石柱と「ウィルキンソン タンサン」創業者のひ孫レズリー・デイさん(右)、宝塚市国際観光協会の小早川優会長(中央)、中川智子宝塚市長=同市湯本町
明治末期から大正ごろに撮られた宝来橋。手前の石柱に「天然たんさん水 この下あり」と記される(宝塚市提供)
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明治末期から大正ごろに撮られた宝来橋。手前の石柱に「天然たんさん水 この下あり」と記される(宝塚市提供)

 炭酸水のブランド「ウィルキンソン タンサン」の発祥の地・兵庫県宝塚市で、明治から大正にかけて泉源の発見場所を伝えていた石柱が同市湯本町の武庫川右岸で復元され、15日にお披露目された。セレモニーには、「ウィルキンソン-」を創業した英国人ジョン・クリフォード・ウィルキンソンのひ孫に当たる女性も来日して出席。130年前に炭酸泉を発見した功績を伝えるモニュメントの完成を喜んだ。(小谷千穂)

 創業者ウィルキンソンは1889(明治22)年、狩猟中にウイスキーが切れ、飲み水を探していた武庫川で炭酸泉を発見。近くに瓶詰め工場を設け、翌90年から販売を始めたとされる。

 石柱が置かれたのは、明治・大正期と同じ場所となる阪急宝塚駅から近い宝来橋の脇。高さ約1・2メートルの三角柱で、新しい石柱も当時と同様に「天然たんさん水 この下あり」と記された。郷土史家の鈴木博さんによると、明治から大正にかけて撮られたという写真には石柱が写り、その後の洪水で流されたが、2代目も建てられ、1975年ごろまで存在したという。

 昨今の炭酸水ブームから、宝塚市は炭酸との縁を積極的に発信する。今年3月には温泉施設「ナチュールスパ宝塚」の前に歴史を紹介する看板と、炭酸水専用の自動販売機を置いた。さらに「当時を振り返る貴重な資源」として、市と市国際観光協会、宝塚温泉旅館組合が石柱も復元した。

 15日に現地であったセレモニーには、創業者のひ孫で英国在住のレズリー・デイさんや市の関係者、飲料メーカー社員ら約70人が出席。同協会の小早川優会長が「この地に湧き出た水の価値を見いだし、世界に広めてくれた」とウィルキンソンの功績をたたえ、新しい石柱を披露した。デイさんは「宝塚はすてきな町。曾祖父がこの地でここまで祝福してもらい、とても誇りに思う」と話していた。

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