
15~17歳の選手がレスリング世界一を争う「2019年世界カデット選手権」(7~8月、ブルガリア)で、ともに芦屋学園中学校(兵庫県芦屋市六麓荘町)3年の原田渚さん(15)=川西市=が女子43キロ級で優勝、小幡未羽さん(14)=三田市=が同40キロ級で3位に入った。幼少期から猪名川レスリングクラブ(猪名川町)で腕を磨いてきた2人。世界での活躍をステップに「2024年のパリ五輪に出たい」と夢を膨らませる。(伊丹昭史)
原田さんは、先にレスリングに取り組んでいた兄の影響で、3歳から競技を始めた。小学5年で全国大会を制するなど活躍。「体を動かすのが好き」という小幡さんも知人に誘われ、小学1年でこの道に入った。国際大会で優勝するなど実績は十分。2人は今年4月の国内大会で頂点に立ち、今回の世界切符をつかんだ。
