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来年2月末で分娩対応を休止することを決めた尼崎医療生協病院=尼崎市南武庫之荘12(撮影・山本 晃)
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来年2月末で分娩対応を休止することを決めた尼崎医療生協病院=尼崎市南武庫之荘12(撮影・山本 晃)

 兵庫県尼崎市南武庫之荘12の尼崎医療生協病院が、医師の確保が難しいとして、約70年間取り扱ってきた分娩を2020年2月末で休止することを決めた。市内では他に二つの医療機関でも同年中に分娩対応の休止を決定。これまで3施設で市内の年間分娩件数の3分の1に当たる約千件を担ってきたため、市は近隣自治体の受け入れ可能状況を調べている。

 尼崎医療生協病院は前身の「ナニワ病院」が開設した1949年から分娩を受け入れているといい、現在も20床で年間450件を扱っている。だが、産婦人科の常勤医師3人のうち1人が定年退職となり、医師を確保できずに中止を決めたという。

 妊婦健診や婦人科診療などは従来通り継続するが、同病院は「24時間365日安全な態勢でないと妊婦さんや子どもたちのためにならない。(分娩対応の休止は)苦渋の判断」とした。

 他にも「かないレディースクリニック」(塚口町5)が同年6月10日で、「南川クリニック」(塚口本町2)が3月20日で休止する。いずれも妊婦健診などの外来診療は継続する。

 市内で分娩可能な医療機関は、県立尼崎総合医療センターなど4カ所となる。事態を受け、同センターは20年3月以降、リスクが高い出産などに対応する余地を残すため、分娩予約を現状の約1100件(18年)程度に制限する方針を示している。

 尼崎市は、近隣自治体の医療機関の受け入れ可能状況などを調べており、「医療機関と連携し、妊婦さんが迷わない案内ができるよう調整している」としている。(大盛周平)

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