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昨年7月の西日本豪雨でほぼ満水となった一庫ダム=2018年7月7日、川西市一庫(水資源機構一庫ダム管理所提供)
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昨年7月の西日本豪雨でほぼ満水となった一庫ダム=2018年7月7日、川西市一庫(水資源機構一庫ダム管理所提供)

 昨年7月の西日本豪雨で満水となり、初の緊急放流に踏み切った猪名川上流の一庫ダム(兵庫県川西市)は9月から、満水になりそうな雨量が想定された場合に、あらかじめダムの水位を下げるための「事前放流」を実施する。洪水などのリスクがある緊急放流の回避や遅延に効果があるという。(伊丹昭史)

 管理する水資源機構一庫ダム管理所によると、西日本豪雨があった昨年7月5日夜、一庫ダムへの流入量が最大毎秒約630トンとなり、満水になった。そのため、流入した水を放流する「異常洪水時防災操作(緊急放流)」を翌6日午後1時すぎから約9時間続け、最大で毎秒332トンを流した。

 これにより、下流の猪名川は川西市多田院で水位が上昇。氾濫はなかったものの、同管理所は「さらに雨が降って緊急放流の量が増えていれば、浸水の可能性もあった」とする。

 同管理所は国の提言もあって事前放流の導入を検討。緊急放流が想定される降雨(ダム流域に降った雨量と予測雨量の合計が195ミリ以上)などの場合に、最大毎秒100トンを放流することにした。これでダムに最大約150万立方メートルの空き容量を確保。多田院の水位が、水防団が待機となる4・2メートルに達しないよう水量を調節する。関係自治体などには事前に通知する。

 同管理所では雨量が増えた場合の放流量を毎秒150トンから200トンに増やす運用を始めている。事前放流はその前段階の措置で、両者を併せることで「昨年7月の豪雨が再び来ても、緊急放流に至らないケースが出てくる」としている。

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