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高校生に被災体験を語る柴田大輔さん=西宮市甲東園2
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高校生に被災体験を語る柴田大輔さん=西宮市甲東園2

 阪神・淡路大震災で幼い弟2人を亡くした飲食店経営柴田大輔さん(31)=神戸市長田区=が10日、兵庫県西宮市甲東園2の仁川学院高校で講演した。2年生と教職員約270人を前に、震災当日の記憶や被災後の生活について語った。

 柴田さんは7歳の時、同区の自宅で被災。両親と5人が寝ていた集合住宅1階の部屋には2階の天井が降ってきて、全員下敷きになり、当時3歳と1歳の弟を失った。両親と柴田さんが助け出された後、家に火の手が回り全焼した。

 弟の亡きがらを見た後の記憶は曖昧で、父と離れるのが怖くて学校にも行きづらくなった。そんな時、仮設住宅を訪ねてきた学生ボランティアに「一緒に遊ぼう」と声を掛けられ、外に出られたと振り返った。

 柴田さんは「語り部として伝えたいのは、震災はいつ起きるか分からないということ」と強調。自分の命は自分で守ることや、家族で避難場所を確認し、近所の人にあいさつするなど「日頃から人と人とのつながりを大切にしてほしい」と呼び掛けた。

 講演を聞いた女子生徒(17)は「私も弟が2人いる。けんかばかりだけどいなくなったらつらい。自分にできることを探したい」と話した。(中川 恵)

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