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民間資格「ドローン活用減災士」(仮称)の創設を目指す前田稔朗さん=兵庫県佐用町豊福、JUAVACドローンエキスパートアカデミー兵庫校(撮影・勝浦美香)
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民間資格「ドローン活用減災士」(仮称)の創設を目指す前田稔朗さん=兵庫県佐用町豊福、JUAVACドローンエキスパートアカデミー兵庫校(撮影・勝浦美香)
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 地震や台風などの自然災害発生時、民間人が小型無人機「ドローン」を使って防災・減災に貢献できる体制をつくろうと、兵庫県佐用町にあるドローン操縦者養成学校などが、全国初の民間資格「ドローン活用減災士」(仮称)の創設に向けて準備している。将来的には資格を持つ人が、容易に立ち入れない現場にドローンを飛ばし、被災状況を写真や動画で共有できる仕組みを構築。避難誘導や避難場所の目印などにも活用の幅を広げていく。(村上晃宏)

 「JUAVAC(ジュアバック)ドローンエキスパートアカデミー兵庫校」。廃校になった小学校を利用し、2017年に開校した。機体構造や安全対策を学ぶ授業をはじめ、実技訓練で操縦免許を取れるコースなどがあり、これまでに約160人が卒業した。

 同アカデミーは災害時にドローンを活用する協定を佐用町や赤穂、たつの市と締結。自治体から要請があれば、同校の教官らが被災現場の動画や写真の撮影、災害地図の作製などに協力する。18年から神戸大減災デザインセンターと共同研究を始め、赤穂市の避難訓練でドローンを使うなど活用策を模索する。

 「-減災士」は、全国に約18万5千人いるとされる「防災士」の認定資格を参考に制度設計。ドローン操縦免許の取得や、災害発生の機序や対応などの研修を経て、資格を取れるようにする。

 災害時は同校や自治体、民間会社などから借りたドローンを安全な場所から飛ばし、避難所のテレビ画面などに映像を映し出す。スピーカーを搭載すれば、上空から音声で避難を促したり、対話したりすることも可能。ほかにも、ドローンに装飾や電飾を施して目立たせ、避難所や避難経路の目印に活用する。

 昨年には資格取得用の研修カリキュラムの土台をつくるなど、創設準備に着手。自治体の理解を得るため、兵庫県職員や県内市町職員らにドローンを体験してもらっている。

 同デザインセンター副センター長で、神戸大大学院工学研究科の槻橋(つきはし)修准教授(51)は「住んでいる集落周辺の地形をドローンで把握するなど、災害前から活用すれば地域防災力の向上につながる」と期待を寄せる。同校の前田稔朗(なるろう)校長(73)は「ドローンで命を救う仕組みを兵庫から全国に発信したい」と意気込む。

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