淡路

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お弓の人形を操る吉田千紅さん=淡路人形座
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お弓の人形を操る吉田千紅さん=淡路人形座

 国指定重要無形民俗文化財・淡路人形浄瑠璃の興行団体「淡路人形座」(兵庫県南あわじ市福良甲)の人形遣い、吉田千紅(本名・谷間千里)さん(25)が今月、人形の主遣いとして舞台に立ち始めた。同座で女性の主遣い誕生は37年ぶり。入座して8年でつかんだ大役に、千紅さんは「主遣いは一生の勉強」と気を引き締める。(高田康夫)

 淡路人形浄瑠璃の人形は、主遣い(かしらと右手)、左遣い(左手)、足遣い(足)の3人1組で人形1体を操る。主遣いが、動かすタイミングなどの合図をほかの2人に送る。

 千紅さんは2012年に入座。南あわじ市の南淡中学校郷土芸能部、淡路三原高校郷土部でも人形遣いをしてきたが、プロの人形は一回り大きく、「当初は毎日筋肉痛で、ベッドから起き上がれなかった」と振り返るほど稽古は厳しかった。

 それでも何年も稽古を重ね、昨年夏から憧れだった主遣いの練習を開始。「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」のお弓役を任された。身長162センチと女性としては低くないが、高さ約20センチのげたをはき、人形を操りながらほかの2人に合図を送り、左手で約3キロの人形を約30分も持ち続ける。

 今月9日に主遣いとして初めての舞台に臨み、以降は1日1回は主遣いとして出演する千紅さん。「初舞台は楽しかったが、遣えば遣うほど分からなくなっていく。答えがないので一生の勉強です」。新型コロナウイルスの感染拡大で厳しい状況の中でも、千紅さんは挑戦を続ける。

 「傾城阿波の鳴門」は31日まで毎日公演。同座TEL0799・52・0260

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