淡路

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角煮やロール白菜など5種類のジビエ料理(左)とイノシシ肉のカレー
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角煮やロール白菜など5種類のジビエ料理(左)とイノシシ肉のカレー
笑顔で試食する参加者=南あわじ市八木養宜中
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笑顔で試食する参加者=南あわじ市八木養宜中

 兵庫県の淡路島で、シカやイノシシ肉を使ったジビエ料理の新メニュー6種類が考案された。島内では、野生動物による農業被害額は年間約3千万円に上り、捕獲も進められるが、その多くは山に埋設処理される。地域資源として活用しようと、地元の女性たちや飲食店主が知恵を絞った。(上田勇紀)

 洲本農林水産振興事務所が企画した。同事務所によると2018年、島内でのシカ捕獲数は約2700頭、イノシシは約6000頭に上る。だが、使い道が限られ、多くは狩猟者が山中に埋めて処理しているという。

 メニューを考えたのは、郷土料理を販売している市民グループ「美菜恋グランマ」と、洲本、南あわじ市のカレー店「真異端流カレー るつぼや」店主の馬崎泰成さん(43)。グループはイノシシ肉を使った角煮、ロール白菜、カレーと、シカ肉のミートボールとメンチカツ。馬崎さんはイノシシ肉を使ったカレーを作り上げた。

 グループ代表の福永英美さん(72)は「ぼたん鍋ぐらいしか知らず、初めての挑戦だった。やってみると臭いも気にならず、おいしい。一般家庭で手軽に作ってもらいたい」と話す。塩こうじを使い、野菜も多く食べられるよう工夫した。

 馬崎さんは「観光客に食べてもらえるよう、ばっちりできた。レギュラーメニューとして出していきたい」と自信を見せる。イノシシ肉を3~4時間、低温で湯煎し、肉のうまみを引き出した。

 新型コロナウイルスの影響により、規模を縮小して南あわじ市内で開いた新メニュー発表会では、講評者や行政関係者らが試食。「3歳の息子にも食べさせてあげたい」「うまみが凝縮されている」と好評だった。洲本農林水産振興事務所は「被害対策の一環として、今後もジビエ料理を広げていきたい」としている。

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