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スマートフォンで追悼式の様子を動画配信した米山未来さん(右)と、北淡震災記念公園総支配人の父・正幸さん=淡路市小倉(撮影・田中靖浩)
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スマートフォンで追悼式の様子を動画配信した米山未来さん(右)と、北淡震災記念公園総支配人の父・正幸さん=淡路市小倉(撮影・田中靖浩)

 震災の2カ月前に生まれた米山未来さん(25)=東京都=は17日早朝、北淡震災記念公園(兵庫県淡路市)に立ち、追悼式の様子を初めてスマートフォンでライブ動画配信した。「いつか、お父さんみたいな語り部になりたい」との決意を込めて。

 26人が犠牲になった北淡町富島(現・淡路市)出身。あの日はまだ0歳で、激震の記憶はない。同公園の語り部として、教訓を伝え続ける父・正幸さん(53)の姿を見て育った。

 「人のつながりが、生き埋めになった人たちの救出につながった。伝えていかなきゃ」。小学生のころ、漠然と感じた。大人になって思いは強まる。「お父さんの語り部を継ぎたい」

 「#阪神・淡路大震災から25年」。午前5時半から1時間余り、動画配信アプリを使い、全国に追悼の様子を中継した。「若い世代にも伝わる」と思い、未来さんが選んだ方法だ。北海道や東京、四国の視聴者らと結ばれ、コメントが寄せられた。

 震災を語ろうとすると、「『こうだった』と言い切っていいのかな」と戸惑いを覚える。そんなときは、正幸さんがそっと背中を押す。「記憶はなくても、人から聞くことで語ることができるから」と。

 語り継ぐことを、途絶えさせない。父の願いを、未来さんが形にする。(上田勇紀)

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