淡路

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外壁の崩落が続く世界平和大観音像=淡路市釜口
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外壁の崩落が続く世界平和大観音像=淡路市釜口
強風で拡大したとみられる外壁の穴(上)
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強風で拡大したとみられる外壁の穴(上)

 兵庫県淡路市釜口に放置されたまま老朽化が進む「世界平和大観音像」の、外壁に開いていた二つの穴の一つが拡大していたことが10日、分かった。8日の強風が原因とみられる。壁面の落下は2014、18年に続き3度目。

 観音像は台座を含む高さ約100メートルのコンクリート製で、1983年に建設。その後、所有する同市出身の男性が亡くなり、相続した家族も死亡したため、2006年から放置状態となった。市は地元の要望を受け、11年に内部を調査し入り口を封鎖。だが、14年8月に地上60メートル付近で1~2メートル四方の外壁が落下し、18年9月には同70メートル付近で横約2メートル、縦約1メートルがはがれ落ちた。現在は大阪市の弁護士が、相続財産管理人となっている。

 今回拡大した穴は18年に開いたもので、水平方向に1~2メートル大きくなった。8日は未明から発達した低気圧や前線による強風が吹き荒れ、島内3市で暴風警報を発令。洲本市では県内で最も強い最大瞬間風速26・8メートルを観測した。外壁は風にあおられ落下したとみられるが、淡路署や市に被害の報告はないという。

 同管理人は神戸新聞社の取材に、「お答えできることはありません」とした。(内田世紀)

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