淡路

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御神幸で、激しく体をぶつけ合う氏子ら=2015年11月
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御神幸で、激しく体をぶつけ合う氏子ら=2015年11月
弁天まつりの露店でにぎわう堀端筋=昭和30年代(厳島神社提供)
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弁天まつりの露店でにぎわう堀端筋=昭和30年代(厳島神社提供)
完成した今年のポスター=厳島神社
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完成した今年のポスター=厳島神社

 淡路島に冬の訪れを告げる厳島神社(兵庫県洲本市本町4)の「弁天まつり」が21~23日に開かれる。神社が現在地に移った明治以降、次第に発展し、ご神体を背負って練り歩く「御神幸」や、堀端筋を埋める露店で知られる。多いときには3日間で10万人が訪れたという秋の大祭だ。令和初となる今年のまつりを前に、その歴史をひもといた。(上田勇紀)

 「まつりの歩みは、神社の歴史に重なります」

 浦上雅史宮司(66)がにこやかに話す。江戸時代、洲本の港近くにあった神社は明治に入り、移転。洲本城下町の外堀が埋め立てられ、その南部分が神社の境内地になったという。「周辺には郵便局や電信局ができ、まちの中心になった。その繁栄とともに、まつりがにぎわいを増した」と話す。

 そのにぎわいはすさまじい。昭和30年代、弁天まつり期間中の堀端筋を写したという写真がある。露店が重なり合うように並び、人がすれ違うのもやっとだ。島中から人が押し寄せ、正月準備に食品や古着を買い求めた。「サーカスや見せ物小屋もやって来た。本当にすごい人だったなあ」

 かつては旧暦10月、第2の亥の日をはさんで3日間の日程だった。11月21~23日に固定されたのは、火事で焼失した本殿を再建した1992年から。21日を宵祭、22日を本祭、23日を残り福としている。

 見どころの一つは、23日にある御神幸だ。日本の奇祭に数えられる。みこしを担ぐのでなく、ご神体を背負う。白装束姿で奉仕する担当地区の一人が、白布に包まれたご神体を背負い、まわりを囲んだ人たちが背中を激しく押し当てる。「チョーサジャ!」。掛け声を出しながら町中を練り歩く。練れば練るほどご利益があるという。今年は、外町連合町内会で組織した御神幸奉賛会が担い、午後1時ごろに境内を出発する。

 神社では、水という共通点がある「市杵島姫命」と弁財天をまつる。神社は市民から「弁天さん」と親しまれている。

 「令和最初の弁天まつりを、ぜひ楽しんでほしい」と浦上宮司。まつりを前に、19日午後4時から境内で「こどももちつき」(参加自由・無料)が開かれる。ぜんざいのお接待もある。21日は煎茶道方円流による呈茶、22日は手を触れずに伝統的な作法で魚をさばく「生間流式包丁之儀」などがある。餅まきも随時、行われる。厳島神社TEL0799・22・0049

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