淡路

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農家が持ち寄り、出荷を待つビワ=JAあわじ島灘センター黒岩集荷場
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農家が持ち寄り、出荷を待つビワ=JAあわじ島灘センター黒岩集荷場
今年から導入された鳥獣撃退器=南あわじ市灘吉野
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今年から導入された鳥獣撃退器=南あわじ市灘吉野

 兵庫県南あわじ市灘地区で5日、特産の「灘びわ」の出荷が始まった。今季は気温が高かった影響からか、例年よりも1週間ほど早く熟しており、農家も収穫作業に大忙し。近年はサルによる被害が相次いでいたが、今季は6匹を捕獲したほか、初めて超音波による撃退も試みており、実はさわやかな甘さに仕上がっている。(高田康夫)

 灘地区では大正時代からビワ栽培が始まった。海を望む急斜面約16ヘクタールで育てられており、寒さに強く、甘い実がなる品種「田中」が多い。灘地区の一部地域では約10年前からサルによる被害が増え始め、昨年は特にひどかったが、今年は市の補助を受けて超音波と光でサルを寄せ付けない撃退器を30カ所に試験導入。設置したおりで6匹を捕獲するなど、鳥獣被害から実を守ってきた。

 出荷初日は、同部会のメンバーが集荷場に集まり、持ち寄ったビワの傷の有無や色合いなどを点検し、重さなどで分けて箱詰めした。本田雅保部会長(71)は「今季は雨が少なかったため、例年より小ぶりな実が多いが、その分糖度が増している」と話す。

 出荷は6月中旬まで。大阪や神戸の市場に出されるほか、同市八木養宜上の農畜水産物直売所「美菜恋来屋」でも店頭販売されている。

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