国内最大規模のハーブの祭典「第26回全国ハーブサミット」と「淡路ハーブフェスティバル」が1日、兵庫県淡路市内で始まった。草花の香り漂う会場に全国から関係者が集い、多彩なイベントを楽しんだ。フェスティバルは2日も開かれる。
ハーブをテーマにまちづくりを進める自治体などでつくる「全国ハーブサミット連絡協議会」が主催。同市では1998年に続き2回目、県内では2005年の神戸市、10年の兵庫県小野市と合わせ4回目となる。
淡路夢舞台国際会議場であった「サミット」には、全国の19市町などから計約500人が参加した。アロマテラピーインストラクター栗原冬子さんは「香りを楽しむ」をテーマに講演。「ハーブの持つ可能性は食や医療、空間づくりなど無限大。島のハーブを全国に発信し地域創生につなげてほしい」などと話した。
「フェスティバル」は市内8カ所の観光施設などで開催。メイン会場の淡路市立香りの公園(同市多賀)では、天然ハーブを使った香水などを販売する約30店が並んだ。大勢の家族連れらが香草グルメを味わい、ハーバリウム作りなどのワークショップを楽しんだ。
企画運営を担当した「香りの島プロジェクト」の和泉侃代表は「淡路の豊かなハーブの魅力をもっと知ってほしい」と呼び掛けていた。(内田世紀)
