淡路

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「淡路雑俳」を継承しようと開設された資料館で、あいさつをする池添醉心会長=南あわじ市市市
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「淡路雑俳」を継承しようと開設された資料館で、あいさつをする池添醉心会長=南あわじ市市市

 江戸時代に淡路島に入り、以後約400年間、淡路島の人々に受け継がれてきた「淡路雑俳」を後世に引き継いでいこうと、各地の雑俳グループでつくる「淡路雅交会」が兵庫県南あわじ市市市の旧神戸地方法務局三原出張所の建物内に資料館を開設した。4日は会員らが記念の式典と句会を開き、資料館開設を祝った。

 雑俳は、あらかじめ与えられた句題を決められた場所に入れて作句する。淡路島では、句題に七音・五音の句を次ぐ「冠句」や、句題となる二つまたは三つの音を句に織り交ぜる「短句折句」「長句折句」が継承されてきた。明治時代には「淡路調」と呼ばれる独自の形式もできた。

 現在、島内には吟社が11グループあり、各吟社が寄り集まる島全域の組織として同会がある。同会によると、昔は全国各地に広まっていた雑俳だが、現在でも同様の規模で受け継がれているのは富山県高岡市のみという。

 拠点がなかった同会では、代替わりのたびに貴重な資料がなくなっていたといい、同出張所だった建物を買い取った会員の男性(83)=南あわじ市=が、2階部分を資料館として同会に提供。資料館には昔の資料や句集のほか、句会の優秀作品と詠み人の雅号が記され、神社仏閣に奉納されていた木の板「奉額」なども展示され、会員の作品も並ぶ。

 同会の池添醉心会長(77)=同市=は式典で、「この資料館を拠点に淡路雑俳を後世に残していきたい」と語った。

(高田康夫)

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