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ビニール越しに話す入所者と家族=明石市大久保町大窪
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ビニール越しに話す入所者と家族=明石市大久保町大窪

 新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の解除後も、厳しい面会制限が続く高齢者の介護現場。そんな中、兵庫県明石市大久保町大窪の社会福祉法人「明石恵泉福祉会」が運営する施設では、ビニールシート越しに入所者と家族が対面できる環境を整えた。限られた時間でも顔を合わせて直接声を交わすことで、互いに大きな安心感をもたらしている。(川崎恵莉子)

 同法人は特別養護老人ホームや介護老人保健施設などを運営。新型コロナ感染症拡大を受け、重症化しやすい高齢者をウイルスから守るために、みとりの場を除いて通常の面会を中止している。

 同法人によると、家族と会えないことで精神的に不安定になる入所者が増加。「何で家族が会いに来ないの」という声も聞かれたという。入所者や家族をサポートする支援相談員の高木裕佳さん(38)は「電話では声や話が伝わりづらい。やはり顔を合わせて話す時間が必要」と話す。

 約170人が生活している介護老人保健施設恵泉では、緊急事態宣言の解除を受け、25日から玄関ロビーにビニールシートを設置し面会を再開。面会者は受け付けで体温を測り、時間を15分に制限するなど感染対策を徹底した上で、シート越しに対面できるようにした。

 早速、面会に訪れた夫婦は、写真を見せたり、耳が聞こえにくくなった両親にホワイトボードを使って最近の生活を聞いたりと久しぶりの再会を喜んだ。限られた時間ではあったが、「1分1秒でも直接顔を見られたら安心する」と満足げだった。

 同施設ではビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」や「Chatwork(チャットワーク)」を使ったオンライン面会も積極的に活用。4月中旬に導入し、これまで約50人の入所者が利用するなど好評という。

 高木さんは「顔を見て話すと入所者の顔も晴れやかになる。入所者たちが不安を感じないように対策を進めていきたい」と話している。

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