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本番に向け、表情豊かなに演技する出演者=明石市東仲ノ町
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本番に向け、表情豊かなに演技する出演者=明石市東仲ノ町

 家族としてやってきたアンドロイドのおばあちゃんを、子どもたちは受け入れることができるのか。そんな近未来の家族像をテーマにした演劇が上演される。(吉本晃司)

 兵庫県明石を拠点に活動する劇団ソラシードが人間愛や家族愛を問いかける「広くてすてきな宇宙じゃないか」。明石文化国際創生財団が2月下旬に開くあかしアートフェスティバルの一環で、公募の小学生も出演する。2月22、23日、会場はアスピア明石北館(東仲ノ町)の子午線ホール。

 同劇団は俳優はせなかりえさんと妻鹿達也さんが所属し、稽古場を兼ねる小劇場「町劇akashi bb」(相生町2)を中心に活動する。

 キャスト14人のうち、子ども役ら5人は昨年8月に公募し、9月から週末を中心に稽古を重ねてきた。公演1カ月前には通し稽古ができるほど早く進み、完成度の高い舞台が期待できるという。

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 原作は演劇集団キャラメルボックス(東京)の成井豊さんが1980年代前半に書いた人気作。ストーリーは--。

 ニュースキャスターの柿本は、2年前に亡くなった妻に代わって子どもの面倒を見てもらおうと、アンドロイドのおばあちゃんを借りることになった。中学生のカシオとスギエはすぐ打ち解けたが、小学生のクリコは心を開けない。クリコはおばあちゃんを追い出そうと、ある行動に出る。

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 幼少期のカシオ役の中崎小5年、星野玲瑛君(11)は「楽しいけど疲れるところもある。後ろの席まではっきり分かるような動きを見せたい」。

 クリコ役の同、河内花さん(11)は「気持ちを伝える演技は普段の生活でも役立つ。怒っていることが多い役だけど、奥まで届く演技をしたい」と意気込む。

 おばあちゃん役のはせなかさんは「アンドロイドが人間の心を持つとどうなるか。そう遠くない将来、本当に起こるかもしれない事態」と話し、「アンドロイドとの心の交流だけでなく、人は一人で生きていけないという普遍的テーマも含んでいる。温かい気持ちになってもらえれば」と話す。

 22日午後6時半、23日午前11時、午後3時の3回公演。大人当日1800円、学生1300円。明石文化国際創生財団TEL078・918・5085

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