明石

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 18日の昼前、髪を明るい色に染めた小柄でかわいらしい女性が明石総局(兵庫県明石市)を訪ねてきた。

 「台風19号の新聞記事やテレビを見ていたら、じっとしていられなくて」

 かばんから出した封筒には100万円。神戸新聞厚生事業団に寄託していただけるという。

 明石市内で美容院を経営していた女性(66)だ。日本各地で大きな災害がおきるたび、多額の義援金を届けてくださる。

 「独り身で後継者もいないので。普通の暮らしができていることに毎日、感謝しています。ぜいたくを少し我慢して、普通を失った人の助けになれば。金額は関係ありません」

 初めて寄付をしたのは東日本大震災。美容院を改装中で、交換予定だった美容機器一式を、被災地に届けた。今も女性の店名が入ったクロスを使ってくれている店があるそうだ。

 「それがうれしくって」と笑った。

 台風19号の大きな被害が明らかになった日から、明石総局にも多数の義援金が寄せられている。

 思いはきっと被災地に届くだろう。善意を仲介するだけの私たちでさえ、こんなに励まされるのだから。(木村信行)

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