明石

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築城400年を記念し、特別試合を行った明石高と明石南高の野球部員ら=明石トーカロ球場
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築城400年を記念し、特別試合を行った明石高と明石南高の野球部員ら=明石トーカロ球場
始球式では、作家の玉岡かおるさんがマウンドに立った=明石トーカロ球場
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始球式では、作家の玉岡かおるさんがマウンドに立った=明石トーカロ球場

 明石城の築城400年を祝い、明石トーカロ球場(兵庫県明石市)で8月初旬、高校野球の特別試合があった。なぜ築城記念で野球なのか--。そう思われた方もいるかもしれない。

 「明石公園の歴史は、城と球場抜きでは語れない」とは県公園緑地課。公園内に野球場ができたのは、1924(大正13)年、県立農学校の跡地に整備された陸上競技場兼野球場が始まりだ。

 さらに31年、東京の神宮球場をモデルに整備された球場で第2次世界大戦後、初めて高校野球の予選が開かれた。

 プロ野球巨人や大洋のキャンプ地ともなり、王貞治や長嶋茂雄といったスター選手が汗を流したグラウンドでもある。

 さらには、山陽電鉄が1950年に結成し、2年間だけ活動した2軍だけのプロ野球チーム「山陽クラウンズ」のホームグラウンドだった時期や、2009年から1年間、関西独立リーグ所属の「明石レッドソルジャーズ」の本拠地として使われた時期もある。

 こんな風にこの球場にまつわる野球の歴史をひもとけば、城跡の公園でありながら、城より注目を集めることが多かったのも無理はないと思ってしまう。

 冒頭の特別試合を行ったのは、明石高と明石南高の野球部。いずれも甲子園の出場経験があり、「野球のまち・明石」の名を全国に知らしめた学校だ。

 そして今夏、明石商業高が新たな歴史をつくった。

 春夏通じて3季連続の甲子園出場、県内公立勢で67年ぶりのベスト4入り……。スタンドも一体となった「111人全員野球」の快進撃は、多くの明石市民を元気づけたに違いない。

 400年を経てもなおその勇姿を残し続ける城下の球場で8日、球児たちが一瞬の歴史を刻む秋季兵庫県高校野球大会が始まる。

 明石城が多くの歓声に包まれるシーズンがまたやってくる。(小西隆久)

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