明石

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ため池周辺の清掃に取り組む住民ら=明石市和坂1
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ため池周辺の清掃に取り組む住民ら=明石市和坂1

 豊かな海は、きれいなため池から-。瀬戸内海で養殖するノリの色落ちを防ぐため、農業と漁業関係者が協力して取り組む「里・海協働活動」が10日、兵庫県明石市和坂1の林谷池であった。地元住民らも含めた約110人がため池周辺でゴミ拾いや草刈りに汗を流した。

 ノリの色落ちの原因は、川から海に流れ出る土に含まれる窒素やリンなどの栄養分不足とされる。ため池に蓄えられた泥に、この栄養分が多く含まれるため、池の泥水を海に放流することで色落ちの改善につながるという。

 東播磨県民局では2010年度から、ため池の環境整備の一環でかい掘り(池干し)し、栄養分を含む泥を海へ放流している。今年1月にも一斉放流があり、二見町東二見の新池などで池の底にたまった泥を人力でかき混ぜ、消防用ポンプで押し流した。

 この日は林谷池ため池協議会が、年1回実施しているクリーン作戦を展開。同池は、周辺農家5軒が農業用水として利用しているが、農家の高齢化などに伴う農地の減少で管理者も減りつつある。

 参加者は約2時間かけて、草刈り機で雑草などを取り除き、ゴミ袋を片手に池周辺に投げ捨てられた空き缶や紙くずなどを拾い集めていた。

 同協議会の赤松保会長(70)は「ため池をきれいに管理することで、防災や農業に役立つだけでなく、豊かな海の再生につながる。これからも続けたい」と話す。(小西隆久)

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