※応募総数 258点
有馬茂樹
姫路市(8月15日)
無数の小さな穴とそこから漏れる光が織り成す模様が、駐車場をアート空間へと変えています。赤い衣装がアクセントとなり、画面全体に強い印象を与えています。(キヤノンEOSR6 50ミリ 絞りf8 シャッターオート)
荒木孝允
丹波市(8月2日)
泡に包まれた参加者たちを活写した1枚。夏休みの一場面が自然と立ち上がってきました。(キヤノンEOSR5 18~150ミリ 絞りf22 200分の1秒)
玉置千絵
淡路島(8月22日)
逆光を巧みに取り入れ、ドラマチックな雰囲気を伝えています。(iPhone14)
尾崎敬子
姫路市(8月2日)
どこか物語のワンシーンのように見えます。(ソニーILCE―1 300ミリ 絞りf8 1250分の1秒)
川添卓也
洲本市(7月26日)
水際に集う野鳥の群れ。見入ってしまう壮観な眺めです。(ニコンZ50Ⅱ 18~140ミリ 絞りf5.3 4000分の1秒)
井沢誠一
神戸・須磨海岸から(8月20日)
雲と飛行機の対比が、ダイナミックな光景を生み出しています。(ニコンZ8 28~400ミリ 絞りf8 1500分の1秒)
北本重安
豊岡市(8月2日)
花火が水面にも映り、華やかさを引き立てています。(キヤノンEOSR8 24~240ミリ 絞りf13 9・6秒)
河本宗一郎
養父市(8月7日)
劇的な一瞬を切り取りました。(ソニーα7CⅡ 20ミリ 絞りf1・4 10秒)
木原聡
姫路市(8月27日)
自然の猛威を感じさせます。(キヤノンEOS5DマークⅢ 28ミリ 絞りf4 15秒)
竹下雅道
福崎町(8月9日)
意外性のあるアングルで目を引きました。(ソニーα65 28~70ミリ 絞りf16 10秒)
板井幹
伊藤賢治
西川浩美
岩沢敏雄
鳴滝塁
中村秀太
米沢貞雄
田中宏
徳永直久
國本喜和
鳥居竹夫
小倉邦美
長澤隆志
黒坂薫
芦田豊
和田康男
田上利治
寺坂好司
阿部洋子
藤木澄男
多義性と余白
「無意識が織り込まれた空間」。写真について、そう語られることがあります。肉眼では捉えきれないものまで写ってしまう側面があり、確かに絵画と異なり、作り手の意図を完全に反映しきれないメディアです。言い換えれば、見る者にとって多義性に富んだ空間にもなり得るとも言えるでしょう。
しかし、近年は機材や画像処理ソフトの性能向上により、思い描いた像を表現しやすくなったのも事実です。そうした方向性の中で優れた写真はありますが、見た瞬間に一義的に伝わるカットは時に退屈な1枚になってしまいます。
一方、撮影者の意図が見る人にそのまま伝わらず、思いがけないかたちで受け取られることがあります。さらに撮影者自身も、後で見返して初めて、無自覚のうちに写っていたものや気配に心が刺さることも。瞬間を切り取ったはずの写真から、時間をおいて新たな意味や発見が立ち上がってくる。そう考えると「写真経験」は決して一瞬の行為にとどまらないでしょう。そして鑑賞者に多様な解釈を委ねることは、カメラマンにとって幸福な時間かもしれません。
逆説的ですが、そのためにも見る人の想像が立ち上がる「余白」をどう写し込むか。その判断にこそ、撮影者の感性が宿ると思います。
(映像写真部次長 中西大二)