正平調

時計2019/07/13

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松本サリン事件での被害者なのに、河野義行さんは警察で容疑者のような扱いを受けた。その河野さんに会い、最初に深く頭を下げたのは当時の国家公安委員長、野中広務(ひろむ)さんだった◆「河野さんとご家族の心労と苦しみは、私自身がそういう立場に立っても耐えられないことであったと思う」「人間として政治家として、心から申し訳なく、おわびしたい」。概略、こんな謝罪と著書にある◆聞き終え、河野さんは「非常にさわやかな気持ち」になったそうだ。「わだかまりを払拭(ふっしょく)できた」とも。立場ではなく、一人の人間として、心の底から謝っていることが伝わる。苦労を重ねてきた野中さんらしい◆こちらはわだかまりを払拭できるだろうか。ハンセン病家族訴訟での安倍晋三首相である。控訴見送りに伴う首相談話に反省とおわびが盛り込まれた。評価の一方で、参院選への思惑を指摘する声も聞こえる◆広報コンサルタントの石川慶子さんが謝罪の3要点を月刊誌に書いていた。(1)言い訳をしない(2)再発防止への決意を示す(3)償い-である。加えて、直接会って謝るときは、相手をしっかり見て、視線をそらさない◆首相が原告と会う際の発言、表情をつぶさに見よう。自分の言葉か、目をそらさないか、何より心が動くか。2019・7・13

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