正平調

時計2019/07/07

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3年前の本紙イイミミで読んだ話。電車内にごみが落ちていた。それを見た男子高校生が袋に入れ、自分のポケットへ。居合わせた男性が「気持ちええ高校生や」と知らせてくれた◆落ちているごみを拾う。その場をきれいにする。誰かのささやかな行いが見る人に温かいものを残すのだから、たかがではない◆訪れる人に気持ちのいい風を送りもする。例えば、淡路島の「全島一斉清掃の日」。今日が実施日である。始まって30年目と、先日の紙面で知った。年2回で、昨年は1回に3万5千人が汗を流した。長い歴史といい規模の大きさといい、頭が下がる◆うねりのような動きすら起こす。清掃活動を続けるNPO法人グリーンバードのメンバーは、今年の姫路城マラソンでごみ袋を手に走った。活動は国外へも広がり、パリの日本人メンバーはそろいの姿で街へ出る◆これは別のグループだが、京都の繁華街・河原町には、銅像の装いで路上パフォーマンスをしながらごみを拾う若者たちが現れる。偶然見かけたが、手伝う人もいた。「いつか何百人も巻き込み河原町の大掃除を」。ここまでくれば一つの表現である◆サッカーのW杯ではスタンドのごみ拾いが話題になった。もはや「きれい」は日本文化。多様で、かっこいい。2019・7・7

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