正平調

時計2019/07/04

  • 印刷

映画「ブルックリン」は、仕事を求め、不況下のアイルランドから米国へ移り住んだ女性の物語である。どう生きるか思い悩んでいた彼女へ、優しく話しかける姉の一言が印象深い◆「あなたが欲しいものは何でも買ってあげる。でもね、未来は買えない」。こんなせりふだったと思う。未来という名の贈り物をポンとくれる人なんていない。自分で選び、踏ん張るしかない、ということだろう◆国の行く末もまた、である。憲法、消費税、年金、原発、農業、拉致、ひどくなる一方の災害…。どこかの店先で解決策が売られているはずもない。現状を読み解く力、未来を見定める私たちの力が問われる。この参院選、そんな思いをより強くする◆後々の人は「年金選挙」と呼ぶかもしれない。「老後に2千万円の蓄えが必要」と金融庁の審議会が唱えたことで、老後への関心が一気に高まった。若者の人生設計にも大きくかかわるから、暮らしを支える年金のありようを巡りマイクの声が大きくなる◆そこで、心に残る映画の場面から、もう一つ。名画「禁じられた遊び」で、戦争で孤児となった少女へ、助けた少年が言う。「うそをつくと鼻が動くよ」。すると少女は、思わず鼻をつまんだまま話し続ける◆さあて、候補者の鼻は?2019・7・4

正平調の最新
もっと見る

天気(8月24日)

  • 30℃
  • ---℃
  • 30%

  • 32℃
  • ---℃
  • 30%

  • 31℃
  • ---℃
  • 30%

  • 32℃
  • ---℃
  • 30%

お知らせ