正平調

時計2019/06/13

  • 印刷

ラグビーは俳句の季語である。歳時記を繰ればいくつか作品があるが、初めて詠んだのは兵庫ゆかりの俳人山口誓子さんという。若いころから俳壇へ新しい風を吹き込んだ方らしい◆その句。〈ラグビーのジャケツちぎれて闘へる〉。破れるのも気にせずタックルにいく姿が目に浮かぶ。〈ラグビーのみな口をあけて駆けり来る〉。ぶつかって、倒れ、起きて、走る。荒い息づかいが聞こえそう◆ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会まで100日を切った。きのうの紙面にあったW杯の広告「超人類襲来、兵庫に迫る!」を見ながら、ちょっと想像する。誓子さんにならい、現代版ラグビー俳句で屈強な男たちを描く方もおられるだろう◆神戸での4試合には世界の強豪がそろう。淡路では試合前のキャンプも予定されている。スタンドのどよめきを誘うプレーだけでなく、世界中から来るファンとの交流もまた創作魂をいたく刺激するかもしれない◆団体スポーツでよく使われる言葉がある。「on the same page」。同じページを開く。つまりみんなが同じことを考えてこそ強いチームになれると◆ファンだけが盛り上がればいい、ではつまらない。世界が見つめる大舞台だ。同じページを開いて楽しみたい。2019・6・13

正平調の最新
もっと見る

天気(8月22日)

  • 32℃
  • ---℃
  • 60%

  • 33℃
  • ---℃
  • 50%

  • 34℃
  • ---℃
  • 30%

  • 35℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ