日々小論

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 11月の米大統領選の本選でトランプ大統領(73)に挑む民主党の指名候補争いは、中道派のバイデン前副大統領(77)と、左派サンダース上院議員(78)に事実上絞り込まれたようだ。

 その裏にあるのが有力候補の相次ぐ撤退だ。中道派ブティジェッジ前サウスベンド市長(38)の断念で最年少リーダー誕生の可能性が消えた。左派ウォーレン上院議員(70)の決断は初の女性大統領実現を阻む「ガラスの天井」がなお分厚いことを見せつけた。ともに米政治の刷新を期していただけに残念だ。

 一方、気になるのがバイデン、サンダース両氏の年齢だ。大統領就任時の過去最高齢はトランプ氏の70歳で、レーガン氏の69歳が続く。日本の後期高齢者に当たる齢(よわい)での挑戦に、心配する声が漏れるのも無理はない。

 ただ、老い方は人それぞれだ。心掛けや環境などによっても違ってくるだろう。

 ちなみに、日本老年学会などは、病気や運動のデータを解析し、高齢者の定義を「75歳以上に」と提言している。大島光義という武将は90歳を超えて関ケ原の戦いに参戦した。

 一時は土俵際まで追い詰められたバイデン氏だが、形勢逆転で表情が青年のように生き生きとしてきたのが印象的だ。サンダース氏は昨年10月に心筋梗塞で短期入院した経緯があるものの、演説する姿は変わらずエネルギッシュで若々しい。

 民主党の候補者選びは7月の党大会がゴールになる。オバマケアの拡充など穏健な政策で黒人や高齢者の人気が高いバイデン氏と、大学学費ローンの帳消しなどを訴え若者の支持を集めるサンダース氏。火花の散る両氏の戦いがうねりを呼び、分断が深まる国際社会にも新風が吹き込むことを期待している。

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