日々小論

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 森、田畑、海で自然とともに仕事をしている人は、よりはっきりと感じるのではないか。この暖冬はこれまでと違うと…。

 冬眠できずに出てきたクマ、ヘビ、カエルを見たという話が聞かれる。私にとっての異変は原木シイタケで起きている。

 伐採して種菌を植えた広葉樹になる原木シイタケは春と秋の楽しみだ。冬の到来で気温が下がるとスイッチを切ったように発生が止まるのだが、12月どころか1月になっても立派なシイタケが出続けている。

 どこか日本の自然のたがが外れてしまったかのようで、怖い気がする。

 日本の西に高気圧、東に低気圧という「西高東低」の気圧配置にならないので、日本海側は雪、瀬戸内海側はカラカラという典型的な冬の日がない。

 シイタケの発生には水分も必要だが、調べてみると神戸の湿度は平年より高めで、降水量も多めだった。

 逆に、日本海側は記録的な雪不足で降水量は極めて少ない。春以降の水不足とともに心配なのがシカの増加だ。

 但馬北部では、雪はシカが増えすぎないための防波堤になっている。雪がないとシカが爆発的に繁殖し、農作物被害が広がりかねない。森林では下草がシカに食べ尽くされ、水害が起きやすくなることも懸念される。

 昨年の台風で甚大な被害を受けた首都圏では、地球温暖化の要因である石炭火力発電所の全廃を求める声が上がった。災害が年々激しくなり、膨大な経済的損失が生じることへの危機感から、世界では自然エネルギーへの転換が加速している。

 気候の危機を感じた人、大きな被害を受けた地域からまず声を上げていくことが、未来への責任ではないだろうか。

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