日々小論

  • 印刷

 12月上旬の日曜日。冬の神戸・須磨海岸でスポーツを楽しむイベント「SUMA SPORT DAY」が開かれた。5人制のタグラグビーとビーチヨガの体験会が行われ、小春日和の下、多くの市民が白砂を踏みしめながら体を動かした。

 イベントは、神戸商工会議所と地元の産学でつくる神戸スポーツ産業懇話会が企画した。神商議が立ち上げたスポーツツーリズムワーキンググループの提言で「須磨海岸での通年のスポーツリゾート化」が挙げられたため、その実証事業として行われた。

 須磨海岸では再整備が進んでいる。全長1・8キロにも及ぶ海岸のうち、西部のJR須磨駅前周辺の400メートル部分が遠浅化された。周辺の砂浜は、従来の奥行き30メートル(干潮時)から約80メートルと2倍以上に広げられた。

 同時に遊歩道を新しくして照明が取り付けられた。ビーチバレーなどが楽しめる「スポーツゾーン」も整備された。トイレなどの施設も新設されている。夏の海水浴シーズン以外でもスポーツ、レジャーが楽しめる環境は十分整っている。

 周辺整備が進んだ半面、近年は肝心の海水浴客が減少傾向にある。長い海岸線を見渡しても、ボードセーリング愛好者のほかに、ほとんどマリンスポーツは行われていない。砂浜にちらほら釣り人がいる程度だ。一年を通して大勢の登山客らでにぎわう六甲山と比べ、関西屈指のビーチの状況は寂しい。

 神戸・三宮の中心部からでも鉄道に乗れば10分ほど。利便性は抜群に良く、環境も整ってきている。あとは、どのようにして市民らを海辺に誘い出し、スポーツを楽しむ「場」をつくれるか。長期的な視野を持ったソフト面の仕掛けが必要だ。

日々小論の最新
もっと見る

天気(5月26日)

  • 24℃
  • ---℃
  • 60%

  • 25℃
  • ---℃
  • 50%

  • 26℃
  • ---℃
  • 60%

  • 26℃
  • ---℃
  • 60%

お知らせ